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K. Bacherの「205 Arguments and Observations
In Support of Naturism」には、ネイチャリズム(ヌーディズム)と女性の自由の獲得や解放との関連にも触れています。逆説的かもしれませんが、セックスの対象としてしか見られない女性も哀しいものです。セックスが無くても、裸の付き合いができる、そんな精神的レベルに成熟したいものです。多数の裸の女性と楽園のように過ごせる、そんな時代を作るのは我々自身にかかっています。
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K. Bacherによる「205 Arguments and Observations
In Support of Naturism(ネイチャリズムをサポートする205の議論と観察)」の69~81までです。
(かなり意訳した箇所もありますので、正確に読みこなしたい方は原文を読んで下さい。ネット上で簡単に見つかります)

----------------------------------------------------------------
ネイチャリズムは家族にとって健康的なものである
(Naturism is healthy for the family.)

69 真のヌーディストは、まともな家族の雰囲気と道徳を強調します。

70 研究によれば、ヌーディストの環境で育った子供は、より自信に満ち、より自己を受け容れやすく、より良く性的に対応できる傾向を示しています。
彼らは、身体に関してより良く感じ、性的にもっと快適に感じます。
北アイオワ大学で行われた調査では、ヌーディストの子供はヌーディストでない子供と比べて身体の自己概念を著しく肯定的なものとして持っていることが分かりました、つまり、
家族での「裸の区分」が、肯定的な身体の自己概念に、最も重要な因子であることが分かりました。
更には、ヌーディストの子供は、ある局部を恥ずかしがる感覚よりも、全体として身体に関してかなり高い受容性を示しました。

(略)

71 一般に、Joyce 兄弟とSpock博士のような"専門家"は経験的な確証も無いのにファミリーヌーディティに反対する。研究が実際になされたときには、彼らの警告は矛盾していた。

主な国立研究ライブラリでの数年に渡る研究では、ヌーディティが子供にとって健康的であるという開放性の仮定と矛盾するような科学的な研究には私は出会っていない。

(略)

75. ヌーディスト環境の中で成長する子どもは、青春期、妊娠および老化までにもたらされた自然な身体的変化を目撃します。彼らは、他の子どもより、これらの自然なプロセスについてほとんど心配を抱きません。

(略)


ネイチャリズムは特にフェミニズムや女性の自由への獲得と一致しています(Naturism is especially consistent with feminism and the struggle for women's freedom.)

78. 健全なヌーディティへの弾圧、特に女性に対しての弾圧、これは精神と運命支配の主要な手段なのです。
このパターンを壊すことは女性の代々続く不可視のセックス役割という絆を壊すことになるからです。

79. 女性のヌーディティーへの制限、ポルノグラフィの容認、そしてファッションの必要性の要求は個々人から見ればマイナーな問題に見える。しかしながら、全体として見れば、男性指向の願望という弾圧的なパターンを形成している。

80. 上半身の裸の不平等(女性に着衣を要求し、男性には要求しない)は女性には差別的であり、女性に対する男性の支配パターンを補強するものとなる。

我々の文化では、女性は、バーで男性に飲み物を売るときには胸をさらけ出すかもしれない、しかし、女性はビーチでは快適さや楽しさのために自分では自由に上半身裸になれないだろう。Reena Glazer は次のように書いています:
「女性が胸をさらけ出すと言う犯罪は、女性の身体を不道徳で隠すべきものであるという社会の見方を示している。これは、どの女性も女性であると同時に、潜在的に犯罪者であるかのようである。」


(略)

81. 女性が胸の一部でも露出するのを禁止している法律は、男性へのあるリアクションを引き起こすからであり、そのような法律は完全に男性の視点から書かれたもので、上半身を裸になりたい女性の視点を無視したものとなっている。

(略)
「ネイチャリズムをサポートする205の議論と観察(205 Arguments and Observations In Support of Naturism)(K. Bacher)」の部分的な訳です。
29~41までの部分的な箇所です。
(直訳調ですいませんが、興味のある方は原文を参照してください。)
--------------------------------------------

ネイチャリズムは性的な健康を促進します
29. ヌーディティは、それ自体では、エロティックなものではありません、
そして混合グループの中での裸は本質的にセクシャルなものではありません。
これらは衣服に執着した社会によって広められた神話です。
セクシュアリティは衣服を着た状態ではなく、意志の問題なのです。
我々の文化では、どんな理由であろうと性的部位をあらわにする人物は露出好き(露出主義者)として考えられます。
衣服を脱いで注意を向けさせ他人へのセクシュアルな反応を引き起こしたかったのだと見なされます。
これは性的倒錯として見られます。偽善的に、もしも誰かが特に性的興味を刺激するために衣服を着るなら、
外見上で誇りを持つと考えられます。たとえ他人から得られる注目を超えて、もっと凄い性的満足感を得られたにしても
性的倒錯の兆しはありません。

30. グループとして、ヌーディストは一般的な人々と比べて、性的に健康です。
ヌーディストは一般大衆より身体に関してはるかに満足しています、そして
このことが、一般に、セクシュアリティについて、もっとリラックスした快適な態度に寄与しています。

31.結婚しているカップルの性的満足度は、裸での快適さの度合いと相関関係を示しています。
  (参照資料 45 . Greeley 74, 83, 105, 108-09.)
  
32. 研究によれば、無頓着な婚前・婚外セックス、グループセックス、
  近親相姦、レイプの件数はヌーディストの間では非ヌーディストの間より、遥かに少ない事を示しています。
  (参照資料 46 . Story, "Comparison of Social Nudists." See also Hartman et al.)
  
33. 裸に関してより少ない障壁のある国々の方が、10代の妊娠および中絶率が
より低い率であることを示している研究もあります。
(参照資料 47 . See Jones et al., esp. 11, 18, 223, 229; "Look & Function" 5; "Nude Beaches Help" 5.)
   

34. 衣服は性的ミステリーおよび不健康な性的空想の余地を大きくします。
写真家ジョック・スタージ(Jock Sturges)は次のように言っています

 (略)
 
38. ファッション産業は、衣類の性的魅力に依存しています。ピーター・フライヤー(Peter Fryer)は
次のように書いています: 「女性のファッションの変化は、基本的に男性の性の興味を維持する必要で決められます・・・(略)」
 (略)

40. 多くの心理学者は、衣類が性の注意を集中させる手段として、部分的に、元々は発展したのだろうと思っています。

41. 部分的な着衣は、全裸より性的刺激が大きいです(多くの場合不健康な方法で)。Anne Hollanderは次のように書いています:
「着衣が重要になればなるほど、その欠如の意味が大きくなり、
より多くの意識がその2つの状態の関係について作られるようになる」
(略)

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こんな風に透けて見える方が、全裸よりセクシーに感じられる気がします(DOMAI tasteful photos of beautiful women サイトより)。このDomaiサイトも、ネイチャリズムのサイトで綺麗な写真のサイトとしてよく紹介されています。

さて以前にも概要をお伝えしましたが、ネイチャリズムを支持する205の議論と観察(K. Bacher)です。今回はその1~3の箇所です。
原文はネット上でも簡単に取得できます。直訳調ですいませんがお伝えします。気になる方は原文を読んで下さい。

ヌーディティは衣服を着けているより快適で実践的なことがしばしばある。
1.衣服を着けているのが肉体的に不快なときがあります。他方、ヌーディティははるかに快適である。

2.多くの活動にとって、ヌーディティは衣服を着けているより実践的である。
Bernard Rudofskyは書いています:水着を着る習慣、それは我々が失った無邪気さを取り戻したい欲求を駆り立てるが、
白人の偽善の図的な表現を表したものであると。
明らかに、水着は水面下の活動には不適切なものです。我々を乾いたままにも温かいままにすることもないし、泳ぎの助けにもならない。
もしも、水浴の目的が濡れることであるなら、水着は我々をより濡れさせることはしないはずである。
水着はディナージャケットのように、社会的なドレスである。
アメリカ人は水着に毎年$900,000,000ものお金を使うのである。

3.また、衣服を着けることは動きを制限し、運動選手を妨害する。
西ドイツオリンピックの水泳チームの研究では、水着が泳者の泳ぎを遅くすることを示しました。

ネイチャリズムを支持する205の議論及び観察(205 Arguments and Observations In Support of Naturism)
という、ネイチャリズム(ヌーディズム)に関する資料を紹介します。

日本では裸で過ごす事が、偏見に満ちた感覚で、そんなブログや記事が多いと思います。もう少し、ネイチャリズムやヌーディズムに関して、少しでも正しい知識を得てはいかがでしょうか。資料は英文で難しいですが、翻訳も上手くない私ですいませんが、無いよりはマシと思い、紹介している次第です。

この著者(K. Bacher)の序文では、ネイチャリストが周囲から偏見で見られたり誤解されたりしないように、ネイチャリズムを推奨するような証拠や議論を集めて、この作業(プロジェクト)を始めた事が書かれています。少し引用すると、

数年間、自分自身が以下のような主張をしていることに気付いた:
 "実際に、母親がヌーディストパークに子供を連れて行くことは、子供達にとっても良いことである"
 "ネイチャリズムの理想は、女性の権利の目標と一致しているのである"
 "それほど多くの人が裸で過ごす事が悪いことだとは思っていない"
 "裸になることが悪いことだと言う記述が聖書の中にあるわけではない"
 "ネイチャリズムは心理学的な利点が本当にあるのである"
 "あなたが知っているように、世界の中で全ての人が裸が悪いとは思っていない"
 
これらの議論が正しいことは分かっていたが、
具体的に参照できるものがなかった。それで、このプロジェクトは生まれた。
ここに、ネイチャリズムを支持する議論をすべて挙げるが、 
ネイチャリズムは、日々進歩する科学研究からや、前衛的な書き手(心理学、社会学、歴史、法律および哲学)によって支持されている。
また、この議論から、芸術分野での裸、ファッションの歴史、
女性の権利などを含め関連していることに気付くであろう。

・・・とあります(かなり意訳した箇所もあります)。

205の議論のうち、各文章はそれほど長くはないのですが、やはり個人で読むには量があります。205の議論は、以下のようなカテゴリによる区分けになっています:


・裸は多くの場合、衣類より快適でより実際的です
(Nudity is often more comfortable and practical than clothing.)
・ネイチャリズムは精神的な健康を促進する
(Naturism promotes mental health.)
・自然への謙遜の気持ちの傾向の観察
(Some observations on the nature of modesty.)
・ネイチャリズムは、性の健康を促進する
(Naturism promotes sexual health.)
・ネイチャリズムは、肉体的健康を促進する
(Naturism promotes physical health.)
・ネイチャリズムは社会的に構成されるものである
(Naturism is socially constructive.)
・ネイチャリズムは家族にとって健康をもたらす
(Naturism is healthy for the family.)
・ネイチャリズムは、フェミニズムおよび女性の自由のための努力と特に一致している
(Naturism is especially consistent with feminism and the struggle for women's freedom.)
・ネイチャリズムは衣服着用が強制的である事より自然である
(Naturism is more natural than clothes-compulsiveness.)
・世間で容認されている衣服着用はる勝手なもので一貫性がない
(Accepted clothing requirements are arbitrary and inconsistent.)
・ネイチャリズムは容認される傾向が広がっている
(Naturism is growing in acceptance.)
・ネイチャリズムへの憲法上の議会・議事の支援
(Constitutional support for Naturism.)
・ネイチャリズムへのその他の支援
(Additional legal support for Naturism.)
・ネイチャリズムの歴史上の支援
(Historical support for Naturism.)
・裸である事の抑制の歴史上の出所
(Historical origins of the repression of nudity.)
・キリスト教はネイチャリズムを支援する
(Christianity supports Naturism.)
・ネイチャリズムを支援する個人的な経験
(Personal experience supports Naturism.)

この中には以前にもこのブログで書いた、ビタミンDの事も書かれています。今回は概略だけをお伝えしました。興味のある方は参考にして下さい。

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